練馬区議会自由民主党を代表して質問した 小林みつぐ の要点記録(抜粋)
6月9日に練馬区議会自由民主党を代表して質問した、令和2年第二回練馬区議会定例会・練馬区議会自由民主党 小林 みつぐの質問(要点記録・抜粋)がまとまりましたので、ご一読頂ければ幸いです。
「令和2年第二回練馬区議会定例会質問(要旨)練馬区議会自由民主党 小林 みつぐ」
<新型コロナウイルス感染拡大防止について>
質問1①PCRセンター設置から1ヶ月あまりが経過したが、この間の検査の実施状況は。
答弁⇒①医師会の協力をえて、PCR検査センターを開設。4か所の帰国者・接触者外来医療機関等と採取センターで実施。
②検査センターの増設についての考えは。
答弁⇒②今後予想される第二波に備え、区民の利便性を高めるためには実施場所を増やすことが望ましい。
③抗体検査にかかる区の見解は。
答弁⇒③国は社会全体における抗体保有率を定期的に確認し、今後の対策に活用していくこととしており、その動向を注視していく。
④区内の病院等では感染症防止の物資は行き届いているか。区としての取り組みは。
答弁⇒④各病院にサージカルマスク等を配布。引き続く、医療従事者が安心して業務できるよう配布を続けていく。
⑤病院経営面での支援も必要。区の認識は。
答弁⇒⑤国や都が補助していない設備の整備について広く支援している。
⑥経済対策や生活困窮者の支援にあわせて、心のケアや自殺防止に取り組みが必要。区の考えは。
答弁⇒⑥保健相談所では保健師が悩みを聞き、精神科医による専門相談につなげている。心の悩み抱えた人で支える体制を強化していく。
<財政について>
質問2①今後、歳入・歳出面でどのような影響を見込み、どのような姿勢で財政運営に取り組んでいくのか、現時点での区の考えは。
あわせて、持続可能な財政運営を維持するために、様々な見直しを大胆に進める必要がある。今後の取り組みは。
答弁⇒①揺らぐことなく、一人ひとりの生活に寄り添ったきめ細やかな支援という本来の任務に全力で取り組みことであると確信している。
②今回、交付される交付金規模の見込は。また、どのような活用を想定しているのか、区の考えは。
答弁⇒②5億1488万円。地域の実情を踏まえた区独自の対策に最大限活用していく。
<経済対策について >
質問3①既存債務の借り換えができる新たな貸付制度が必要。区の考えは。
答弁⇒①3月から区独自の特別貸し付けを開始。事業者の資金繰りを継続的に支援する必要があると考える。
②雇用調整助成金の活用や、国が検討している休業者給付金の申請を行政書士会や社会保険労務士会の協力で支援する取り組みが必要。区の考えは。
答弁⇒②今後、多くの区内事業者が助成金等を活用できるよう専門家による相談事業の拡充について検討していく。
③国では、家賃支援策を検討しているが、既に事業者等への家賃助成を行っている自治体もある。こうした動きがある中で、区独自の家賃支援策について取り組む考えは。
答弁⇒③国の取り組みを踏まえ、区の事業者支援について引き続き検討していく。
④区として、商店街への感染防止活動の支援を。考えは。
加えて、商店街の飲食店に農産物を納入している農家に対しての取組みも必要。考えは。
答弁⇒④より多くの区民に商店街を応援するよう、プレミアム率や申込・販売方法について検討していく。
<福祉施策について>
質問4①特別定額給付金の事務処理体制は。また、スピーディな処理のための工夫は。
答弁⇒①区独自の審査システムの構築で特別給付金を支給。事業者団体を通じた周知に加え、メール等により事業所に個別に申請を依頼していく。
②区の生活困窮者への支援実績は。また今後の利用者の増加を踏まえると、職員の増員など体制を強化していくことが必要。区の考えは。
答弁⇒②体制強化について検討し、生活困窮者の生活再建に向けた支援を丁寧に行っていく。生活相談件数の増加に応じて、職員体制も強化した。
③福祉関係従事者への手当てについて、給付金対象者、支給の周知方法は。
答弁⇒③民間で運営している施設の従事者に区独自の特別給付金を支援する。保育や介護に携わる常勤従事者換算一人当たり2万円を支給する。
④区は、外出自粛要請で、高齢者の健康維持への対応は。また今後、介護予防の取り組みは。
答弁⇒④自宅訪問や電話による声かけ、自宅で取り組める体操パンフレットの配布、ホームページに動画を掲載。今後も効果的な介護予防事業を進めていく。
⑤障害児者への支援で、追加負担が必要となった家庭に対する補助も必要。区の考えは。
答弁⇒⑤追加的に発生した負担を軽減するため、国や都の9仕組みを活用し、全額を助成する。
<教育について>
質問5①我が国の将来を担う子どもたちの健やかな成長を考えた時、命と健康を守ることと、学びを保障することとの両立を、区が責任を持って果たすことが強く求められている。この視点からの区の対応は。また給食支援への考えは。
答弁⇒①子供の命と健康を守りつつ、学びを確実に保証する事が最も重要な課題。これからも学校と連携し、必要な対策を十分に講じていく。また給食支援については様々な視点からの対応を今後検討していく。
②国のガイドラインを受け、区ではどのような方法で授業や諸活動を行っていくのか、考えは。
答弁⇒②環境整備に努める。感染リスクの大会一部の実技指導や対面して行う話し合いの活動等も当面の間実施しない考え。
③夏休み等の長期休業期間の一部を授業日にし、学校行事の精選・縮減などにより授業時数を確保するとのことだが、区としての具体的な対応は。
答弁⇒③夏季休業期間を3週間程度にし、7月以降に月2回程度の土曜日授業を設定する。併せて、開校記念日および都民の日に授業を実施することで授業時数を確保する考え。
④現在、子どもたちへの心のケアについて、対応は。
答弁⇒④教職員が児童・生徒への心のケアを確実におこなえるよう、独自のカリキュラムを作成し、学校再開前に全ての学校において校内研修を実施した。校内の相談体制を充実したところ。
⑤夏休み工事の現在の状況と今後の対応について考えは。
答弁⇒⑤夏季休業期間中に75件の改修工事を計画している。実施できない工事があり、来年度契約期間を延長し、工事を行う予定。今後の改修実施校は総合的に考慮して選定していく。
<防災(水害)対策について>
質問6①区として、大雨対策と感染防止対策についての考えは。
答弁⇒①感染対策では避難所におおける3つの密を避けることなどが課題となっており、再点検の中で検討することとした。購入手続きを進めている避難所用屋内テントは全避難拠点と区の集中備蓄倉庫に配備し、水災害時の避難所においても活用していく。避難所における感染予防対策を定めたマニュアル等を作成し、各種訓練や避難所の運営に活用するとともに、区民の日ごろ備えと周知していく。
※左より本会議場。練馬区議会自由民主党が導入を提案した、屋内用防災テント(避難所での3つ密対策に有効)
元気な男 練馬区議会自由民主党 文教児童青少年委員会・委員長 小林みつぐ事務所拝