災害対策特別委員会視察(被災地亘理町)
8月8日~9日の二日間、3月11日の東日本大震災により甚大な被害をうけた宮城県亘理町へ練馬区議会災害対策等特別委員会で視察にまいりました。練馬区では、亘理町からの要請により4/12~6/10迄に延150人の職員を派遣し避難所や介護保険認定の支援し現在も年内までに復興計画を策定するための支援として職員2名を長期派遣しております。
さて、8日は、仙台駅より常磐自動車道路で亘理町へ向かいましたが、自動車道を境にして海側は大きな被害をうけており、また、畑は青々と見えますが、全て雑草とのことでありました。
発生後5ケ月を経過しましたので、瓦礫などは、一時集積場に積み上げられています。また、ほとんどの方が避難所から仮設住宅へ移られたとのことです。亘理町の被害状況は、死亡者数:256人(行方不明5人)、家屋の被害全壊・一部半壊等4,079棟、農地被害2,265ha(町の47.8%占める)、漁業関連施設や漁船82艘が流されました。先ずは、瓦礫(126万トン)の撤去や社会インフラ等約3,353億円被害額(推計)ですので、国の早期の財政支援が必要です。
今後は、一刻も早く、34,569人の亘理町民の要望等を取り入れた復興計画を策定し、その計画に基づいて安全・安心・元気のある町・亘理の復興まちづくりが進むよう願うともにご協力していきたいと考えております。
9日は、地震による津波で市内約60%が被災した石巻市を視察しました。
水産業関係の施設がほぼ全壊しており、住宅団地は基礎のみの状況でした。瓦礫はほぼ片づけられており防潮堤付近に高く積み上げられ壊滅的な被害を受けたのだと思います。一刻も早く復興事業に着手して、災害に強いまちづくりを進めてほしいものです。私は、このたびの東日本大地震を教訓として、自然災害の被害が軽減されるよう、「地域防災計画の見直し」を通して、安全で安心して住み続けられるまちづくり目指して努力してまいります。